正しい遺品整理業者の選び方 こんな業者にはご注意!

投稿日:2014年10月03日

そもそも遺品整理業とは?

若者の都市集中や地方の高齢化によって生まれた新しいニーズ

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昨今、高齢者の単独世帯が増え、その死後に遺った遺品の処分に困るケースが増加したことで、都会で生活する親族の代わりに故人の遺品を片付けたり、お部屋の清掃をおこなう「遺品整理業」という新しいサービスが生まれ、今日の日本の高齢化社会で需要が増して来ています。

 

ただ、こうした業者が増えた中、故人の遺品を片付ける際、見つけた通帳や印鑑を作業員が勝手に持ち帰り、現金を引き出すといった事件が起きています。

 

では、たくさんの遺品整理業者の中から、どうやって信頼できる業者を見分ければよいか?
 今回は遺品整理業者選びのポイントをご紹介します。

 

注意が必要な遺品整理業者の特徴

あなたが依頼する業者は大丈夫でしょうか?

筆者は行政書士として、日頃から相続手続きのサポート業務を行っているのですが、刑事事件にこそなりませんが、実は遺品整理時の不手際が原因といえる相続トラブルが非常に多く見受けられます。

 

これらの経験から見えてきた、危ない業者を見分けるポイントは以下のとおりです。

 

こんな業者にはご注意。4つの判断ポイント

  • 故人宅へ訪問をせずに電話やメールのみで見積もりをする
  • 当日あなたの立ち会いを求めない
  • 異常な低料金
  • あなたの要望を言われるままに遂行する

では、これらの理由を見ていきましょう。

 

故人宅へ訪問せずに電話やメールのみで見積もりをする

遺品の内容や量は人それぞれです。

 

  1. ものを捨てることができずゴミ屋敷化してしまった人
  2. 不要なものは処分し日ごろから整理整頓に気をつかっていた人

この方々では、整理する量、時間、必要な人員は当然異なります。

 

出張しなくても部屋の間取りでおおよその目安を出すことができますが、故人宅へ出張し、遺品の量、状況を確認しなければ、正確な料金を見積もることはできません。出張見積もりをせず、電話やメールで〇〇円です!と言ってくる業者は、遺品整理後に追加料金という形で高額請求してくる可能性もありますので注意が必要です。

 

当日あなたの立ち会いを求めない

遺品の中には、重要書類や貴重品など相続財産となるものが含まれている場合がほとんどです。それらがあるかもしれない部屋の片付けを第三者の業者に全て一任することは普通はあり得ません。たとえ仕事が忙しく、故人宅が遠く離れた場所だったとしてもそれは同じです。様々な事情であなたがそう望んだとしても、それを何も言わずに簡単に受け入れる業者には注意が必要です。

 

異常な低料金

遺品整理サービスの多くは、遺品を残すものと不要物に仕分け、家屋の清掃し、不要物を廃棄処分することが主な業務内容ですが、廃棄処分を行う場合で他社と比べ、あまりに低料金の業者には注意が必要です。

 

遺品を不用物として処分する場合、自治体で決められている処分料が発生します。また、家電の場合はリサイクル料金が発生します。

 

これらはあなた自身で遺品整理をした場合でも必ず発生する費用です。それにもかかわらず、異常な低料金で引き受ける業者は不法投棄を行う場合があり、現実にそのような業者が存在します。仮に不法投棄されたゴミの所有者がわかった場合、あなたが法律で罰せられる可能性があります。

 

あなたの要望を言われるままに遂行する

遺品整理業を営む上で、お客様のご要望を全て行うことができるというのは理想的な対応だと思います。ただ、ここで注意をしたいのは本当にその業者がその作業を全て行うことができるのか?と言うことです。

 

遺品整理をし、不要物の処分等を行う場合には様々な法的制限がかかります。

 

例えば、法律では遺品を不用物として廃棄処分する場合、廃棄物を故人宅の玄関先までなら許可のない遺品整理業者でも運ぶことが許されますが、敷地外へ搬出することはできません。
搬出することができるのは、自治体から一般廃棄物収集運搬許可を取得した業者のみです。

 

その他にも、家電や家具リサイクル品として、回収するには古物商許可の取得をしていなければなりません。こういった法律上の許可を依頼する遺品整理業者が取得していれば問題ありませんが、無許可で行っている業者もあります。そのような場合、日本国内となり、業者だけでなくあなたにも迷惑がかかることになります。ですから…

 

  • 依頼する遺品整理業者はどんな業務を行うのか?
  • 行う業務にはどんな許可が必要なのか?
  • 依頼する遺品整理業者が必要な許可を取得しているか?

をしっかりと確認していただくことをお勧めします。

 

まとめ

遺品整理とは相続のファーストステップ

いかがでしたか?
 
遺品整理業者の多くは、もともとは清掃業、産廃業、引っ越し業など、遺品整理の業務内容に関連深い業種が参入している場合がほとんどです。「業務のついでにこれもできそうだ。」と安易に参入している場合もあります。

 

一般的には遺品整理業を「残された遺品などの買取、清掃、廃棄を手伝ってもらえるサービス」と考えがちですが、実は故人の遺品を取り扱う時点で、それは法律上「相続財産を取り扱う」ことを意味します。

 

遺された遺品の中には、銀行の通帳や印鑑など、誰にでも貴重品とわかるものもあれば、保険証書、株券、土地の権利者、手形、督促状など、紙切れ1枚に価値があるものといった不注意で捨ててしまいそうな貴重品もあるかもしれません。

 

また、遺言が無く相続人が複数いる場合には、遺産をどのように分配するかも法律に従ってしっかりと決めなければなりません。「長男なので俺が全て判断できる」なんて単純なことでは済まないものです。

 

遺品整理とは、相続の最初の作業です。最近では、弊社も含め相続手続きを熟知したスタッフがいる遺品整理業者も出てきています。そういった業者に依頼すると遺品整理の段階から相続を円滑に進めることができるでしょう。

 

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